カラフル

どんな道を進んだのか分かりません。
ときたま、知ってる景色を見つけては
地名を当てる様に口に出してみたり、
誰と来たかを思い出してみたり。
カーステレオからは、モノクロームエフェクトが流れて、
ひょろひょろと鼻歌でなぞり、
それが頭の中で、エンドレスループ


そのままの中でたどり着いた場所は、
外国からのでっかいプレゼントがたくさん並んだ、
広い場所。
ここはどこだろう。
カラフルな箱は私の丈の2倍以上あるくせに、
愛嬌たっぷりな雰囲気。

だけど、じっと待ってる落ち着き。


薄い空をムリのある角度で横切る飛行機が大きく見えて、
あれに人が乗るのは危険だとふっと思いました。


「もしかしたら外国へ行く箱かもしれない。」

でっかいおもちゃみたいな箱には、
何が入ってても良いと思える今日。
爆弾でも、腐ったかぼちゃでも、
たぶん、楽しめる程にカラフルな箱が、
目の前に並んでるのですよ。


でもきっと、ってか、こんな可愛い箱には、
良い事しか入ってないよ。